フォルシア、ゼロエミッションに向けた水素戦略を中国で加速

世界有数の自動車技術企業フォルシアは、中国最大の高圧タンクメーカーのひとつ、CLDの株式の過半数を取得したことを発表しました。中国規制当局の承認が得られれば、取引は正式に成立となります。

 

両社は今後、中国市場向けに認可済み水素貯蔵タンク「タイプ3」および「タイプ4」の開発・製造を行っていきます。瀋陽に本社を構えるCLD は、約200 人の従業員を抱え、遼寧に年間3 万個のタンクを製造できる工場を2か所保有しています。同社はすでに、認可済み水素タンクをアジアの主要商用車・軽車両メーカーに納入するサプライヤーとしての地位を確立しており、業界でも名の通った企業です。

 

フォルシアのクリーンモビリティ エグゼクティブバイスプレジデント、マチアス・ミドライヒのコメント:

「フォルシアにとって、CLD こそ中国の水素モビリティを活性化していく上で相応しいパートナーです。中国は2030年までに、燃料電池自動車100 万台以上の販売が見込める市場のひとつになるでしょう。当社の補完的技術と業界における専門知識を活用し、CLD の主導的地位のさらなる向上をめざします。」

 

CLD 会⾧、ジャン・ジャン氏のコメント:

「当社株式への出資により、世界有数の技術企業であるフォルシアと協働できることを心より嬉しく思います。フォルシアとCLD 双方の強みを合わせれば、両社は中国の燃料電池タンクメーカーとして最大手になれると確信しています。」

 

水素モビリティが急拡大する中、フォルシアグループは現在ミシュランとの合弁会社であるシンビオを通じ、水素貯蔵システムや配送サービスの他、燃料電池システムの開発を行う独自の地位を確立しています。その範囲は、水素システムのバリューチェーン全体の75%に及びます。2030 年までに、水素自動車市場規模は、年間生産台数最大250 万台となると見込んでおり、水素モビリティ分野における世界的トップ企業となるべく、今後も継続して投資を強化していく方針です。