フォルヴィアの「COCKPIT UX ENGINE 」が世界的イノベーション・アワード を2種受賞

グループ
FORVIA Faurecia

*当リリースは、6月17日にフォルヴィアがフランスで発表した英文リリースの抄訳です

 

自動車技術と持続可能なモビリティソリューションの世界的リーダーであるフォルヴィアは、2025年のドイツ・イノベーション・アワード を「B2B-自動車技術」部門で受賞しました。この賞は、ドライビングモニタリングシステム (DMS)を利用し、ドライバーの集中力を高めて運転ミスを削減することで車両の安全性と快適性を向上させるフォルヴィアの革新的なソフトウェアプラットフォーム「Cockpit UX Engine」を評価するものです。この革新的な技術は、すでに2024年末に「中国自動車・部品産業発展イノベーション・アワード 」も受賞しています

2024年7月以降、欧州で販売される新車にはDMSカメラの搭載が義務化 されています。Cockpit UX EngineはこのDMSカメラを活用し、コストのかかる新たなハードウェアを導入することなく、安全性、パーソナライズ性、快適性を向上させる以下の3つの主要な機能を提供するソフトウェアプラットフォームです。

  1. 視線による選択(Gaze and Select:GaS)機能:ドライバーは、視線と物理スイッチの組み合わせで車載ディスプレイを操作できるようになり、認知負荷と操作ミスを削減し、安全性が向上。
  2. 赤外線映像のカラー化: AIベースのソフトウェアにより赤外線映像をカラーに変換し、ビデオ会議などの用途に利用可能。
  3. ドライバーのストレスと感情に基づくコックピットのカスタマイズ:ドライバーのストレスレベルと感情の状態に基づいてパーソナライズされた機能とサービスにより、コックピットのLED照明、BGM、音声アシスタントなどがドライバーの気分に応じて自動で調整され、運転時の疲労を軽減。

「ドイツ・イノベーション・アワード」は、イノベーションと進化を通じて生活を持続的に向上させる製品やプロジェクト、先駆的な成果を評価する賞です。また、「2024年中国自動車・部品産業発展イノベーション・アワード」では、自動車業界における革新的な技術、リーディングカンパニー、優れたチーム、影響力のある人物が評価されています。

これらの賞は、上海モーターショー2025 において最先端技術を発表し、グローバル市場で高い評価を受けたフォルヴィアにとって非常に重要なものになります。 


フォルヴィア戦略担当バイスプレジデント、シンシア・リーのコメント: 
「上海モーターショー2025での評価に続き、当社のソフトウェアプラットフォーム『Cockpit UX Engine』が再び賞を頂けたことを光栄に思います。これはチーム全体の努力、創造性、コミットメントの賜物です。この賞により、最新技術への飽くなき追求とお客様に最高品質の製品を提供するという努力が証明されたと感じています。」

今後もフォルヴィアは、技術革新と市場への適用という双方を推進力として、モビリティの未来をしっかりと創出し、継続的に革新を続け、人と自動車の相互関係の限界を押し広げることで、より安全で楽しく、先進的なドライビング体験をお客様に提供して参ります。
 

フォルヴィアの「COCKPIT UX ENGINE 」が世界的イノベーション・アワード を2種受賞